アート教室のNARAMIXです。絵を描いてみたい、とはいえ何から始めたらいいかわからない…。そんな初心者さんに定番6選をまとめてみました。記載の価格は最低限必要な画材をすべて1からそろえた場合の参考価格です。迷ったらまずはこの中から選んでみては?
油絵 <難易度 ★★★☆☆>
美術館でおなじみの油絵は実はそこまで難しくありません。道具の扱い方がわかれば小学3年生からでも始められます。マイペースに進めたい方におすすめです。
油絵の道具・オススメ画材
★ペインティングオイルと油壺…絵の具の粘度を変えます
★ブラシクリーナー…筆洗い液です
★紙パレット…使い捨て出来る便利なパレット
◆F6号のキャンバス…F3号~6号が手ごろなサイズです
号数表記が分かりにくいですが、F3号がA4よりちょっと大きいくらい。
◆0〜8号くらいの豚毛の筆5〜8本…丸筆と平筆が便利です
◆速乾メディウム…乾燥を早めます
◆使い古しのタオルとボロ布数枚…筆についた絵具をふき取るのに超必要!
◆ゴミ袋用のビニール袋…ゴミは密封して燃えるごみで捨てられます
◆机に敷く新聞紙…机を保護します
上記が最低限必要な道具で1万円くらい。
★の道具が一通り入った木製のケース付きセットや、プラケースセット、ミニバッグセットも販売されています。
予算に合わせて選んでください。
デッサン <難易度 ★★☆☆☆>
観察する習慣を身につけ構造の理解を深めることは、モノづくりの基礎です。構想を考える時、アイディアをまとめる時、人に絵や図で伝えなければならない時…いろんなタイミングでデッサン力があると何かと便利です。
鉛筆デッサンの道具・オススメ画材
◆鉛筆2H、H、F、HB、B、2B、3B、4B(色文字は最低限欲しい鉛筆)
◆F6またはF8サイズのスケッチブック
号数表記が分かりにくいですが、F3号がA4よりちょっと大きいくらい。
◆練り消しゴム
繊細なタッチが好きな人におすすめです。2千円~4千円くらい。
木炭デッサンの道具・オススメ画材
◆木炭紙500×650mm(1枚350円くらい)
◆全判ダブルカルトン(画板として使ったり、挟んで持ち運ぶ為に必要です)
◆スポーク(モチーフの寸法を測る道具)
◆フィキサチーフ(定着液)
◆ガーゼ
大きな絵を描くのが好きな人、本格派のデッサンにおすすめです。5千円〜1万円くらい。
アクリル画 <難易度 ★★★☆☆>
油絵の様に描いたり水彩の様に描いたり、幅広い表現ができるのが最大の特徴。水彩の様に水に溶けますが、乾いた後は耐水性になります。プラスチック・紙・木の板・キャンバス等、いろんな場所に多目的に使えて表現の幅がとても広い画材です。近年アクリル樹脂の開発が進み多種多様な絵の具がメーカーから販売されていて、描きたい絵柄によって製品を使い分けます。乾くのがとてつもなく早いので、せっかちな人にかなりオススメ。
アクリル画の道具・オススメ画材
マット水彩 <難易度 ★☆☆☆☆>
アクリルに似て、透明水彩に非ず。取り扱い方は一般的な水彩絵の具とほぼ同じです。透明水彩より含まれる顔料の量が多く隠ぺい力が高いのが特徴で、重ね塗りが得意です。豊かな色彩と不透明感を生かした厚塗りを体験したい方におすすめです。
マット水彩の道具・オススメ画材
◆不透明水彩絵具(ガッシュ)12色
◆F6またはF8サイズのスケッチブック
号数表記が分かりにくいですが、F3号がA4よりちょっと大きいくらい。
◆パレット(プラスチック梅皿推奨)
◆使い古しのタオル
5千円~8千円くらい。少し絵具をつけるだけでもはっきり鮮やかに発色し、失敗した時修正しやすいところも魅力。初心者におすすめできる画材の一つです。
パステル <難易度 ★★☆☆☆>
粉末の絵具(顔料)を押し固めたチョークのような画材です。色鮮やかで柔らかな質感を表現するのに適していて、指やコットン、ガーゼなどでぼかしたり混色したりすることができます。ハードパステル・ソフトパステル・オイルパステル・パステルペンシルなど種類がたくさんあります。ここではソフトパステルをご紹介します。
パステルの道具・オススメ画材
◆F6またはF8サイズのスケッチブック
号数表記が分かりにくいですが、F3号がA4よりちょっと大きいくらい。
◆ガーゼ、コットン、など
◆パステルフィキサチーフ(定着液)
6千円~8千円くらい。感触は木炭デッサンに共通するところがあり、パステル画は色で描くデッサンとも言われます。
木版画 <難易度 ★★★☆☆>
小学校中学年から誰もが体験したことのある木版。彫刻刀を握ったのは学生以来という方がほとんどだと思います。まずはハガキサイズから、年賀状シーズンに向けて作ってみましょう。無心で版木を彫っていくと不思議と心が落ち着きます。水性なので後片付けも楽々。