手伝ってくれるのはイイ人だからじゃない
ウチの実家の母は落ち着きなく働いてる人でした。
働くといっても会社勤めの「働く」ではなく家事の「働く」の話ですが、もう本当に何でもやってくれます。
座ってゆっくりしてるってコトがほぼないのです。(今は歳をとって少しおとなしいですが…)
でも、たまに「どうしてみんな手伝ってくれないのー!!」と癇癪を起こしていました。それもかなりヒステリックに!!
多分、何でもかんでも背負いすぎて一杯いっぱいになっちゃってたんだと思います。
現在ウチはといえば、 『家庭内自立型家族』です。
色々やってきて気付いたのですが、お手伝いをしてくれるのは「マメな夫」や「素直な良い子どもたち」だからではありません。
お手伝いしてもらうための法則があるんです。
今回はキッチンの話を中心に書いてみます。
キッチンは母のモノ!?鉄壁の要塞…
実家の母、背が小さいんです。
それで、お玉の持ち手が長すぎると言ってみんなこんな風に外しちゃうの↓↓↓
昔のお玉って、持ち手を外しちゃったらお玉の部分は金物なので熱伝導率が良くて熱いんです。
とても持てない!!
でも母の手の皮は厚いらしくあまり熱さを感じないので、これでOKなんです。
キッチンツールはみんなこんな感じで、母独自の使い方してるわけです。だれもお味噌汁ひとつよそえませんよ。
その他調味料でも何でも自分だけがわかっていれば良い状態。
ラップからビニール袋から何から何までてんでバラバラに収納してある上に、小さいから狭いスペースが大好き!
どこにでも何でも詰め込んじゃうんです。
とりわけキッチンは母の要塞ですね。
でも、キッチンは主婦だけのものなのでしょうか。
主婦が旅行したり入院したりしたとき、家族の食生活はどうなってしまうのでしょうか。
私は今でも実家のキッチンが嫌いです。何もかも母にやってもらいたくなります。
娘も遊びに行きますが、全てのやる気を一気にそがれると言います。
ツールは全く使えない、モノはいちいち母に聞くかあらゆる所を探さないと出てこない。
母に聞くと結局母が出してきてくれるので、だったら自分でやってと思ってしまう…。
まるで、「お手伝いしないで」と言われているような気持ちになります。
だから、ウチのキッチンは自分が嫌だったことを全部排除していきました。
家庭内自立の鉄則
- キッチンは家族全員のものであることをきちんと自分に言い聞かせる。
- 収納場所をそれぞれしっかり決めて、使ったら最後に必ず戻す。
- 勝手に収納場所をコロコロ変えない。
- 使う場所の近くに必要なものを、出し入れを考慮して収納する。
- 子どもの身長に合わせた、お手伝いしやすい収納を心掛ける。
これだけで、ほぼ大丈夫です。お手伝いしてくれると言うより、勝手に使っているという感じでしょうか。
夫も子どももいちいち私に聞いたり頼んだりするより、自分でやってしまう方が手っ取り早いようです。
お手伝いしてもらうのって、環境を整えるのが一番近道かなーと思っています。
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