今回は補色について書こうと思います。
補色とは、反対色でありながらお互いに引き立て合う色と言ったところでしょうか。
昔から、有名な画家さんたちも補色同士の相乗効果をフル活用していたようです。
この記事では、以前の記事「時短配色!デザイン・色の組み合わせ、おすすめイラレスウォッチ」の色を使って私がいつも時短!簡単!に仕事をこなすために活用している補色の基準色をご紹介しようと思います。
まず、大まかな補色がこれ。
パリを旅行したときに感心したのが、あちらの方たちは子どもの頃からこの補色使いが身に染みついているらしく、ファッションのアクセントが絶妙な補色使いで構成されています。
基本、全体的にシンプルで地味なのですが、ベルトや小物などのちょっとした補色使いでオシャレ度が格段に上がるようです。
補色をうまく活用すると紙面も同じように、とても垢抜けて締まった印象になります。
上記パレットをもう少し細分化したものがこれ。
対角線状の色同士が補色です。
この中から使いたい補色を決め、「時短配色!デザイン・色の組み合わせ、おすすめイラレスウォッチ」の法則に基づいて4分割していくと8色になります。
たとえば赤と青緑の組み合わせを選んだらこんな感じ。
いかがですか?シックな雰囲気の紙面ができそうですね。
オレンジと青の組み合わせはヨーロッパ企業のロゴマークなどでよく見かけるカラーリングです。
北欧街歩きなどの映像を見ていると、男の子の着ている洋服もオレンジと青、もしくは黄色と青紫の組み合わせはすごく多いですね。
女の子はピンクと紫の組み合わせが多いようですが、この話はまた今度。
なにしろ補色をうまく活用すると、悩まずにセンスの良い紙面作りが時短で作れますのでどうぞ活用してみてください。
もちろんファッションにもうまく取り入れて、パリジェンヌみたいに街を闊歩しましょう(笑)。
参考資料をちょっとご紹介
これは、知人のデザイナーが持っていたものです。
残念ながらCMYK指定とは違いますが、カラーピッカーなどで色を吸い取るときに参考にすると良いかも。
私はただ手にとって見ているだけで楽しかったです。
それからこれは娘が自分の展示のDM等を作るときに参考にしていた書籍です。
もう一つ紹介。こちらは全く美術に疎い息子が映像の仕事に使えると言って購入したものです。
タイトル通り、3色だけでセンスのいい配色ができるという単純明快な本です。
まずは少ない色数から配色をマスターできるといいですね。
私の持っている書籍は古くて、探してみたけれどほとんどが絶版か廃盤でした。
でも、それらの書籍は難しすぎて読めないと娘に言われましたので、売っていたとしても参考にはなりませんね…。
これも読んでいて楽しい書籍で、ついでにCMYK値やRGB値も載っているので掲載されている色がすぐに数値で表現できます。
書籍の場合印刷物なのでモニター上で見るのとはかなり違う場合もありますが、
色にめちゃくちゃこだわるのはプロに任せて、深入りしない方が精神衛生上いいかも。
ゴッホみたいに黄色にこだわりすぎて友情にひびが入ったりすることもありますから(笑)